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help リーダーに追加 RSS Seven Years in Tibet チベットの7年

<<   作成日時 : 2007/10/09 01:41   >>

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セブン・イヤーズ・イン・チベット」は、
オーストリアの登山家、ハインリヒ・ハラーが
チベットで過ごした7年間の出来事を綴った小説です。


今から10年ほど前に、
ブラッド・ピット主演の同名の映画が公開され話題になったので
ご存知の方もたくさんいらっしゃると思う。


私も当時、この映画を観てとても感動したので、
原作となった小説を手にとってみました。


映画では語りきれない、チベットという国のすべてが
詳細に書かれていて映画と共に記憶に残る1冊


先日、数年ぶりに本がいっぱい詰まっている箱の中から
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を引っ張り出してきて
また読んでみました。


画像




     今は中国政府によってほとんど失いかけている
     平和なチベットの驚くべき美しい文化や
     チベット人の信仰の深さ、風習、建造物。
     そして若き14代ダライ・ラマとハインリヒ・ハラーとの
     心温まる交流。 楽しく幸せな生活。


     しかしやがて中国による侵攻によって
     その生活にも別れが訪れる・・・




中国は“解放”と称してチベットを侵攻しました。
そして120万人以上のチベット人の命を奪い、
6千もあった僧院や寺のほとんどが略奪され、破壊される。


かつて日本が中国に対して犯した過ちを
皮肉にも中国はチベットに行ったのです。


チベットの指導者であったダライ・ラマ14世は、
インドへの亡命を余儀なくされ、
現在は北インドにチベット亡命政府を樹立。


中国政府によるチベットへの国際法を完全に無視した
弾圧、迫害、差別、虐殺に遭いながらも
非暴力を貫き通し、国際平和をも訴えるその活動が認められ
1989年にはノーベル平和賞を受賞しました。


しかし、そのような努力も虚しく、
今でもチベット人に対する中国の迫害は続いています。


中国では、ノーベル平和賞を受賞した「ダライ・ラマ」は
禁止用語となっており、その名を口にしただけでも
厳しい処罰を受け、思想、信仰の自由はなく
美しく広大なチベット高原は、
今では中国の核廃棄物の置き場にされています。


昨年、子供を含むチベット人70数名が、
徒歩でヒマラヤ山脈を越えようとしたところ
中国国境警備局の兵士の銃撃を受けました。


「引き返すよう求めた当局の勧告に従わず集団で襲ってきた」


事件をこのように正当防衛と発表した中国政府ですが、
後日、一部始終を目撃していた
ルーマニアの登山家の撮影したビデオが
ネット上で公開されて、真実が明らかになる。





雪の平原を列になって歩いていく無抵抗のチベット人を
次々と銃殺していく中国人兵士。


これは遠い歴史の出来事ではなく、
現在進行形で行われている現実である。


このような不当な虐殺や迫害が行われているにも関わらず、
ダライ・ラマの教えを忠実に守り、
非暴力を貫くチベットの人々。


武力でその国土を奪うことは出来ても
チベットの人々の自由で美しい心の中までは
永遠に支配できない。


この小説は、世界の屋根にある、
古き良き時代の美しく神秘的なチベットの貴重な記録であり
また、その黄昏をも描いているだけでなく、
人種や世代、身分を超えた素晴らしい友情の物語でもあります。


本を開くと、ハラーが撮影した、
数枚のチベットの白黒写真が掲載してあり、
その後のページにはダライ・ラマ14世のメッセージ


そこにはこんなふうに書かれています。


    何があろうと変わらないことが、本当の友情の証しです。
    一度心を許しあえば、友情を保ち続け、
    残りの人生のあいだずっと、助け合うのです。

    ハラーはそんなふうにずっと、
    チベットの友人でありつづけています。




チベットの良き友であったハインリヒ・ハラーは
2006年1月、93歳でこの世を去りました。
チベットの友人たちの平和を心から祈りながら・・・




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2008/03/26 22:30

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりです
ブラッド・ピッドが好きで映画を見に行きたかったのですが子育てでいつの間にか行きそびれていた映画でした。

動画を拝見いたしました。 考えました。
昨日中国の方にお会いする機会がありました
とても気さくで勤勉な方で 素敵だなと感じました。女性の社会進出が増えや高度成長期の華やかな中国。

でも今日拝見した国も〜中国
重さがある動画でした。
しるばにあまま
2007/10/11 22:17
♪しるばにあままさん

お久しぶりです。時々お邪魔しては、かわいい絵日記を見て癒されてます☆

ブラピはこの映画に出演したので、生涯中国に入国できないそうです。また、映画の撮影に際しさまざまな圧力をかけてきた中国政府。

私は中国の方が嫌いではありません。おっしゃる通りに勤勉で真面目で素敵な方はたくさんいらっしゃいますね。

私が嫌いなのは、そんな純粋な国民に真実を伝えず、情報の操作、捏造、改ざんを平気で行う中共のやり方です。中国は民主主義ではないため、自由な思想や発言は糾弾されます。ネットも厳しい検閲のために自由な場所ではありません。

今でもチベットでは21世紀とはとても思えないような弾圧が行われています。日本のメディアもほとんど報道しません。何も出来なくても真実を「知る」ということが大切ですね。

こんな重い記事にコメントありがとうございます。考えてもらえたこと、とてもうれしかったです♪
よしの
2007/10/13 12:08
いつの世も少数派というものは、
迫害を受けるものです。
世界中で同じような問題は起きていますが、
所詮は少数派・・・注目されません。
テロリストが生まれる構図もここにあるわけです。
民族も思想も宗教も違う人たちが、
共存していくためには、
お互いの価値観を認め合うことから
始めるしかないのですが・・・・

うちの職場も場所柄か、
中国系の患者も多いですし、
職員にも
通訳担当の中国の方もおります。

グローバルな時代、
国を超えて人と人が繋がる時代だと。
平和も戦争も結局は人がすること。
平和な世の中になってほしいものです。
すだち
URL
2007/10/13 18:40
♪すだちさん

チベットだけではなく、東トルキスタン、スーダンのダルフール、記憶に新しいビルマ(あえてビルマと呼びます)の問題など・・・ 同じような問題はたくさんありますね。21世紀は平和な時代になると思っていたけれど、まるで歴史から何も学んでいないかのようです。

宗教問題は複雑でいつ終わるとも知れない争いが各地で起こってますが、人と人がお互いに分かり合えないなどということはないと思っています。
争いの影には必ずそれを操作しているものが見え隠れします。

北京オリンピックを翌年に控えた中国。善良な多くの中国の人たちの努力が“ジェノサイド・オリンピック”などと呼ばれ批判されないよう、中国政府が人権問題にもっと真剣に取り組んでくれることを希望します。
よしの
2007/10/13 20:18

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