|
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」は、 オーストリアの登山家、ハインリヒ・ハラーが チベットで過ごした7年間の出来事を綴った小説です。 今から10年ほど前に、 ブラッド・ピット主演の同名の映画が公開され話題になったので ご存知の方もたくさんいらっしゃると思う。 私も当時、この映画を観てとても感動したので、 原作となった小説を手にとってみました。 映画では語りきれない、チベットという国のすべてが 詳細に書かれていて映画と共に記憶に残る1冊 ![]() 先日、数年ぶりに本がいっぱい詰まっている箱の中から 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を引っ張り出してきて また読んでみました。 今は中国政府によってほとんど失いかけている 中国は“解放”と称してチベットを侵攻しました。 そして120万人以上のチベット人の命を奪い、 6千もあった僧院や寺のほとんどが略奪され、破壊される。 かつて日本が中国に対して犯した過ちを 皮肉にも中国はチベットに行ったのです。 チベットの指導者であったダライ・ラマ14世は、 インドへの亡命を余儀なくされ、 現在は北インドにチベット亡命政府を樹立。 中国政府によるチベットへの国際法を完全に無視した 弾圧、迫害、差別、虐殺に遭いながらも 非暴力を貫き通し、国際平和をも訴えるその活動が認められ 1989年にはノーベル平和賞を受賞しました。 しかし、そのような努力も虚しく、 今でもチベット人に対する中国の迫害は続いています。 中国では、ノーベル平和賞を受賞した「ダライ・ラマ」は 禁止用語となっており、その名を口にしただけでも 厳しい処罰を受け、思想、信仰の自由はなく 美しく広大なチベット高原は、 今では中国の核廃棄物の置き場にされています。 昨年、子供を含むチベット人70数名が、 徒歩でヒマラヤ山脈を越えようとしたところ 中国国境警備局の兵士の銃撃を受けました。 「引き返すよう求めた当局の勧告に従わず集団で襲ってきた」 事件をこのように正当防衛と発表した中国政府ですが、 後日、一部始終を目撃していた ルーマニアの登山家の撮影したビデオが ネット上で公開されて、真実が明らかになる。 雪の平原を列になって歩いていく無抵抗のチベット人を 次々と銃殺していく中国人兵士。 これは遠い歴史の出来事ではなく、 現在進行形で行われている現実である。 このような不当な虐殺や迫害が行われているにも関わらず、 ダライ・ラマの教えを忠実に守り、 非暴力を貫くチベットの人々。 武力でその国土を奪うことは出来ても チベットの人々の自由で美しい心の中までは 永遠に支配できない。 この小説は、世界の屋根にある、 古き良き時代の美しく神秘的なチベットの貴重な記録であり また、その黄昏をも描いているだけでなく、 人種や世代、身分を超えた素晴らしい友情の物語でもあります。 本を開くと、ハラーが撮影した、 数枚のチベットの白黒写真が掲載してあり、 その後のページにはダライ・ラマ14世のメッセージ ![]() そこにはこんなふうに書かれています。 何があろうと変わらないことが、本当の友情の証しです。 チベットの良き友であったハインリヒ・ハラーは 2006年1月、93歳でこの世を去りました。 チベットの友人たちの平和を心から祈りながら・・・ |
| << 前記事(2007/10/06) | トップへ | 後記事(2007/10/13)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
チベットのために出来ること
最近ではネットのニュースを確認するとき、 真っ先に国際ニュースをクリックするようになりました。 ...続きを見る |
笑う門には福来る〜♪ 2008/03/26 22:30 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
お久しぶりです |
しるばにあまま 2007/10/11 22:17 |
♪しるばにあままさん |
よしの 2007/10/13 12:08 |
いつの世も少数派というものは、 |
すだち URL 2007/10/13 18:40 |
♪すだちさん |
よしの 2007/10/13 20:18 |
| << 前記事(2007/10/06) | トップへ | 後記事(2007/10/13)>> |